【会津屋】たこ焼き発祥のお店。戦前から変わらぬ味は、まさにシンプル・イズ・ベストなものだった。
こんにちは!とんたろ(@tontaroQ)です!
実は、たこ焼きの歴史ってとっても古いんです。
それは、1935年にまで遡ります。当時、「ラヂオ焼き」の屋台を営んでいた「会津屋」。ラヂオ焼きとは、たこ焼きの元祖とも言われており、それはタコではなく、スジ肉やコンニャクを入れた物だったそうです。会津屋の創業者である遠藤留吉氏は、明石焼の影響を受けて、タコを入れたことから「たこ焼き」が誕生しました。その開発当初から、味も大きさも変わらないたこ焼きを食べることができるのが「元祖 たこ焼き」。
今回は、大阪・梅田駅から徒歩で行ける「会津屋 梅田店」に足を運んでみました。
目次
行き方:JR大阪駅の隣「梅三小路」の奥にある
食を中心とした専門店街「梅三小路」。会津屋は、梅三小路の奥にあります。JR大阪駅からは、桜橋出口より徒歩3分。地下鉄からは、四つ橋線西梅田駅北出口より徒歩5分。阪神梅田駅からは、西出口より徒歩5分。いずれも、アクセス良好です。
▼梅三小路のマップ。会津屋は「O」の位置にあります。
店内の様子
店内は、カウンター、テーブル、座敷があります。落ち着きやすい店内。
メニュー
たこ焼き
たこ焼きは、12個から注文することができます。初めてメニューを見た時は驚きました。「1番少ないメニューが12個?多くね??」何故、量が多いのかは、注文すればわかります。会津屋のたこ焼きは他店に比べて小ぶりだったのです。カロリーは、「12個入りで143キロカロリー」というビックリするくらい低い。むしろ12個と言わず、20個の中皿を頼んでみるのもいいかもしれない。
そして、会津屋ならではとも言うべき「ラヂオ焼き」は、なんと2005年にメニューで復活。食べたことの無い人は一度試してみよう。
ドリンク
お酒の値段は、全体的に安めです。
元祖たこ焼き20個(中皿)¥900
この日は、注文してから焼いてもらったので、出来上がるまで10分程度かかりました。
ソースがかかってない。なんと、たこ焼きの発祥は「醤油味」だったのです。
アツアツのフワッフワ。今風の「外はカリッと中はトロトロ」ではない。昔ながらの、素朴で飾り気の無い味わい。
中はとってもシンプル。タコと小麦粉と出汁で作られた生地のみ。この大きさや、具材のシンプルさ加減を見ても、明石焼の影響をかなり受けてることがわかります。他に具材が無いため、タコの旨味、コクの深い出汁がダイレクトに伝わってきます。同時に、醤油の焦げた香ばしさが、口から鼻へと通り抜けていく。これだけシンプルに作られているのにもかかわらず、旨いだけでは無く、飽きの来ないたこ焼きです。スゴすぎ。このたこ焼きが生み出されたことによって、世の中にたこ焼きが出回るようになったんだと思うと、なかなか感慨深いですね。
風味に変化を付けたい人は、酢醤油、ソース、一味唐辛子をかけて食べることもできます。
まとめ
「大阪=ソース。」みたいな、勝手なイメージがあったので、たこ焼き発祥のお店が醤油味とは驚きました。20個とは言っても、おやつ感覚でペロリと完食。「おかわりたこ焼き」してもよかったくらいです。この小ささ、飾り気の無いシンプルさが、根強い人気の秘密なのかもしれません。「手軽であることにこだわりたい。」という創業者の信念は今も守られているようです。「大阪のたこ焼き文化は、会津屋から始まった。」その当初の味を今でも食べられる奇跡を、一度味わってみてはいかがでしょうか。
会津屋は、漫画「美味しんぼ」の77巻にも取り上げられています。読んでから、食べに行くのもいいですね。
店名:元祖たこ焼き 会津屋 梅田店
営業時間
月〜土:10:00〜22:30
日・祝日:10:00〜21:30
定休日:無休
電話番号:06-6346-3444
住所:大阪市北区梅田 3-2-136 梅三小路内
電子マネー・カード払い可
▼大阪駅「新梅田食道街」グルメ